素材の選び方
自宅の露天風呂、檜・信楽焼・天然石の比べ方
- 素材を見た目より先に決めてはいけない理由
- 檜・焼き物・天然石の、それぞれの向き不向き
- 自分に合う素材を決める3つの質問
自宅に露天風呂をつくろうと考えたとき、多くの方がまず浴槽の素材で迷います。檜の香りか、焼き物の艶か、石の存在感か。
ただ、素材は見た目より先に「どこに置くか」で絞られます。天然石の浴槽を扱っている私たちが言うのも何ですが、天然石が合わない場所はたくさんあります。
先に決めるのは「置き場所」「予算」「手入れ」
1. 置き場所:重さに耐えられるか
3つの素材でいちばん差が大きいのは重さです。檜は軽く、焼き物は中くらい、天然石はとても重い。ベランダや2階に置くなら、まず檜が候補になります。天然石は、庭や1階、構造を確かめた屋上が中心です。置き場所ごとの考え方は庭・屋上・ベランダ、置けるかどうかにまとめました。
2. 予算:本体より据え付けで差がつく
浴槽本体の価格は、檜や焼き物のほうが手が届きやすいものが多く、天然石はいちばん高くなります。さらに天然石は、重さを支える基礎やクレーンでの搬入に費用がかかります。
3. 手入れ:誰が、どのくらい掃除できるか
屋外の浴槽は、屋内より汚れます。落ち葉、砂ぼこり、虫。毎日使うなら、毎日の掃除を誰がするかまで考えておく必要があります。
檜(ひのき)の浴槽
向いている方:香りと木のぬくもりを楽しみたい方、軽さが必要な場所に置きたい方。
檜の魅力は、なんといっても香りです。軽いので、ベランダや屋上にも置きやすい素材です。
一方で、3つの中でいちばん手がかかります。使ったあとに乾かさないと、黒ずみやカビが出ます。木なので、いずれは傷みます。長く使うつもりなら、手入れの手間と、いつか交換する前提で考えておくのがよいと思います。
信楽焼・陶器の浴槽
向いている方:焼き物の色や艶が好きな方、手入れを楽にしたい方。
表面がなめらかで汚れが落ちやすく、手入れは比較的楽です。色や形の選択肢も多く、価格も天然石より手が届きやすいものが多いです。
気をつけたいのは、強い衝撃で割れることがある点です。屋外に置くなら、物を落とさない置き方や、凍結への備えも確かめておきましょう。
天然石の浴槽
向いている方:置き場所と予算に余裕があり、ここにしかない一台がほしい方。別荘や宿の客室で、写真で伝わる特徴をつくりたい方。
原石から削り出す浴槽は、模様も色もひとつずつ違います。木のように腐ることがなく、長く使えます。
ただし、とても重く、いちばん高い素材です。また、石が温まるまでは湯温が下がりやすく、いったん温まると冷めにくいという性質があります。石の種類によっては、使えない洗剤や入浴剤もあります。
3つの質問で決める
| 質問 | 答え | 候補 |
|---|---|---|
| 置き場所はベランダ・2階か | はい | 檜(天然石はまず難しい) |
| 費用をできるだけ抑えたいか | はい | 檜・焼き物 |
| 毎日の掃除の手間を減らしたいか | はい | 焼き物・天然石 |
| 長く使える一点物がほしいか | はい | 天然石 |
天然石が候補に残った方は、置けるかどうかを一度ご相談ください。檜や焼き物のほうが合うと判断したときは、そうお伝えします。
置けるかどうか、だいたいいくらか。場所の様子をお聞かせいただくだけでも、ご相談いただけます。
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