置く場所:屋上
屋上に露天風呂は置けるか
※ 写真は提携する石材メーカーの施工例で、この場所に置いたものとは限りません。
天然石の浴槽:条件がかなり厳しい場所です
天然石の浴槽は、構造の確認と補強が前提です。
屋上の露天風呂は、空と景色をひとり占めできる特別な場所です。ただし、浴槽の重さを受け止めるのは地面ではなく建物です。
屋上に置くときに確かめること
1. 建物が耐えられる重さ
建築基準法施行令第85条では、住宅の屋上広場やバルコニーの床を計算するときの積載荷重を、居室と同じ1平方メートルあたり1,800ニュートン(およそ180キログラム)としています。お湯を張った浴槽は、これを大きく超えることがほとんどです。設計者による構造の確認が欠かせません。
2. 防水を傷めない据え付け
屋上の防水層の上に重いものを置くと、防水を傷めて雨漏りの原因になります。据え付け方と、将来の防水のやり直しまで考えておきます。
3. 荷揚げ
浴槽を屋上まで吊り上げられるか。クレーンの届く距離と、建物まわりの空き地を確かめます。
4. 給湯と排水
屋上まで給湯と排水の配管を通します。新築なら設計に織り込めますが、あとから足すと工事が大きくなります。
天然石の浴槽を置く場合
新築で、最初から屋上に浴槽を置く前提で構造を設計するなら、天然石も選択肢になります。既存の建物にあとから置く場合は、補強の費用も含めて判断します。
ほかの選択肢
あとから屋上に置くなら、軽い檜の浴槽や、屋上用に設計された浴槽のほうが現実的なことが多いです。
素材ごとの違いは檜・信楽焼・天然石の比べ方にまとめています。
よくあるご質問
鉄筋コンクリートの家なら大丈夫ですか。
構造の種類だけでは決まりません。その屋上がどれだけの重さを想定して設計されたかを、図面や構造計算で確かめる必要があります。
屋上の露天風呂は外から見えませんか。
周りの建物の高さ次第です。目隠しの壁を立てると風を受けるので、その強度も含めて計画します。
出典:建築基準法施行令 第85条(積載荷重)
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